1. |
まぶたの裏側からの脂肪とり(経結膜脱脂術)
下まぶたのたるみ・くまが軽度〜中等度であれば、まぶたの裏側から脂肪を取り除くことが可能です。この場合、まぶたの表側には一切傷がつきませんし、痛まないのはもちろんのこと、内出血や腫れもほとんどありません。したがってダウンタイムはほとんどありません。
具体的な方法は、
(1)まず患者様に座っていただき、眼窩脂肪のどの部分(コンパートメント)がとびだしているのかを確認し、しるしをつけます。
(2)下まぶたをひっくりかえし、まぶたの裏側に細い針で局所麻酔をします。
(3)下まぶたの裏側に小さな切開を施し、眼窩脂肪を押し出します。
(4)押し出された眼窩脂肪のうち、くまの原因となっているコンパートメントの脂肪をあらかじめ決めた量だけ切除します。出血があれば止血を十分に行い、残った脂肪を元の位置に戻します。
(5)必要があれば脂肪の周りの膜(ふくろ)を溶ける糸で縫い合わせます。
(6)患者様にもう一度すわっていただき、くまが十分に改善されたかどうかを確認します。
以上30〜60分程度で終了します。 |
2. |
まぶたの表側からの脂肪とり(経皮脱脂術)
下まぶたのたるみ・くまが高度な場合には、まぶたの裏側からの脱脂ではたるみが残ってしまいますので、まぶたの表側から脱脂を行うと同時に下まぶたの余った皮膚を切除することが必要となります。下まぶたの切開は下まつげの生え際から2mm程度の場所で行いますので傷跡はほとんど目立ちません。
具体的な方法は、
(1)患者様に座っていただき、眼窩脂肪のどの部分(コンパートメント)がとびだしているのか、また、皮膚のたるみはどのくらいあるのかを測定し、しるしをつけます。
(2)下まぶたの表側から局所麻酔を細い針で行います。
(3)下まつげの生え際2mmの位置で下まぶたを切開します。
(4)切開部よりとび出した部分の眼窩脂肪を切除します。
(5)眼輪筋とよばれる目のまわりの筋肉も弛んでいるようであれば、この筋肉を吊り上げます。
(6)余った皮膚を切除して縫い合わせます。
以上30〜60分程度で終了します。 |
3. |
ヒアルロン酸注入法
くまの手軽な治療法です。くまになっている部分にヒアルロン酸を注入するだけでくまを目立たなくすることが可能です。術後の腫れもありませんし、あざになることもありませんので気軽にお受けいただけます。 |