エラ削り、あご削りでシュッとした輪郭に

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

こんにちは。浅古です。

今日ご紹介するモニター写真はえらとあごを同時に削った患者様です。

輪郭がシュッとした感じに変わりました。

【術前】

era2017-10-20A.jpg

【術後】

era2017-10-20B.jpg

いかがでしょうか?

ここで、当院のえら削り手術 の説明をさせていただきます。

顔面骨の削骨手術の中で最も多いのが下顎角形成術、いわゆる「えら削り」手術です。えら削りの手術術式にはいくつかのバリエーションがあり、それぞれの特長があります。まず大きく分けて皮膚側からアプローチするか口腔内からアプローチするかによって大きく2つの術式に分かれます。皮膚側からのアプローチですと、えらの角の後方の皮膚に2~3cm程度の切開を加え、そこから下顎骨を切ったり削ったりしていきます。この方法では下顎角後方の部分に2~3cmもの長い傷跡ができることになりますが、残念ながらこの傷跡は一生消えることはありませんので当院ではお勧めしておりません。次に口腔内からアプローチする方法ですが、こちらは口の中の歯茎の外側の頬の粘膜を切開して手術することになります。この口腔内の傷はたいへんきれいになりますので口を開いて、よくよく口の中を覗き込んでもほとんどわからないくらい綺麗になります。(もっとも口の中を覗かれることは歯医者にかかったときくらいで普通の生活ではほとんどないと思いますが。)やはり口腔内からの手術がすぐれていることをお分かり頂けると思います。

では口腔内の手術方法にはどのようなバリエーションがあるのかといいますと、骨のどの部分を削るのかによって、①下顎角を切り取る術式、②下顎骨体部外版を削る術式、③①+②の術式があります。いずれの術式もそれぞれの患者様のえらの状況やご希望に応じて、どのくらいの範囲で下顎骨を切ったり削ったりするかを決めていくことになります。

① 下顎角を切り取る方法には2通りあり、一つはオステオトーム(医療用のノミ)でスプリットする方法、もう一つはオシレーティングソー(医療用のこぎり)で切除する方法です。どちらも一長一短がありますので当院では患者様のえらの状況に応じて使い分けをしております。

② 下顎骨体部外版を削る方法にも2通りあり、一つはバー(医療用のヤスリ)で削り取る方法、もう一つはオステオトーム(医療用のノミ)で外版を外す方法です。オステオトームで外版を外す方法では外版の内側に位置する骨髄が露出するため、骨髄の中を通っている神経を傷つけたり出血も多くダウンタイムが長くなるため、当院では行っておりません。これに対して当院で行っているバー(医療用のヤスリ)で外版を削る方法では神経を傷つけるリスクがほとんどなく、出血も少ないのでダウンタイムも短くすることができます。

当院のえら削り【5つのこだわり】

1.口腔内アプローチへのこだわり

当院ではお顔の表面には一切傷をつけません。口の中の傷も時間がたつとほとんどわからないくらいに綺麗になります。

2.安全第一へのこだわり

当院では手術の安全を第一に考えております。決して無理な施術はいたしません。

3.確実な変化へのこだわり

当院では患者様にせっかくお手術をお受けになっていただく以上はしっかりとした確実な術後の変化をお約束いたします。

.短いダウンタイムへのこだわり

手術中はほとんど出血させないため、ダウンタイムがきわめて短くて済みます。ぜひ他院のダウンタイムと比較してみてください。

5.自然な仕上がりへのこだわり

当院では自然な仕上がりは何よりも大事と考えております。いくらえらを小さくしたからといっても、不自然な仕上がりになってしまっては元も子もないからです。

特に下顎骨を長い距離にわたって切除する方法では下顎骨の裏に隠れている顎下腺(唾液をつくる組織)のシルエットが丸見えになってしまい不自然な仕上がりになることがあるので注意が必要です。