輪郭形成術

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昨日、日本頭蓋顎顔面外科学会に参加してまいりました。この学会を簡単にご説明いたしますと、形成外科・美容外科医のうち、頭蓋や顔面の骨を切ったり削ったりを行っている医師が集まる集会です。毎回いろいろな発表があり、とても勉強になる学会なので私もできるかぎり参加しております。

冬も近くなり、美容外科ではそろそろえら削り、ほほ骨削り、あご削りといった輪郭形成のご相談が増えてまいります。輪郭形成は私の得意としている分野の一つで、いままでにかなりの数の患者様の手術を担当させていただいております。代表的な手術をいくつかご紹介しましょう。

まずえら削り。輪郭の手術の中で最も多いのがこの手術です。当院では、えらの角を削り込むのと同時に顎骨体部も削ることで横顔のみならず正面からみた顔の幅も小さくします。小顔効果の高い手術といえます。もちろん手術はすべてお口の中から行います。

つぎにほほ骨削り。ほほ骨削りには突出している部位によって2つの手術があります。ほほ骨の前方が出ている場合にはプロミネンス削除術を、ほほ骨の側方が出ている場合にはアーチリダクション法をそれぞれおこないます。もちろん両方の場合にはこれら2つの手術を同時に行います。手術はもちろんお口の中から行います。

最後にあご削り。当院ではあごの骨を中抜きし、先端骨を再度固定する中抜き法をおこないます。この方法ですと、いきなりあごの骨の先端を削る方法に比較してあごの先端部のシルエットがたいへん自然なものとなりますし、あごを短くするのと同時にあごの先端を前に出したり後に引っ込めたりすることも可能です。この手術もお口の中からとなります。

輪郭骨系の手術は決して簡単ではありませんし、行っている美容外科医も少数です。それだけに究極の美容外科手術といえます。お顔の輪郭が気になったら、ぜひ私にご相談ください。